世界で一番有名な博物館と言っても過言じゃない気がする大英博物館。
教科書で見たことのあるような貴重な文化財を鑑賞することができます。
ロンドンに行くなら、大英博物館は外せない。
大英博物館 公式サイト
大英博物館 基本情報
開館時間
開館時間 10:00~17:00(金曜日は20:30まで)
休館日 1/1、12/24~26
入場料
入館料は無料ですが、2~5ポンドの寄付が推奨されています。
案内所に2ポンドのカラー館内マップを購入したり、カフェやショップを利用することで、間接的に寄付をすることもできます。
白黒の館内マップは無料です。
オーディオガイド
一般/7ポンド・学生シニア/6ポンド
借りるときに身分証明書の提示が必要で、返却時に個人情報は削除されます。
セキュリティー その他注意事項
入館時にセキュリティーチェックがあり、40×40×50cm以上の荷物の持ち込みはできません。スーツケースなど、クロークでも預かってもらえません。
クロークは正面入り口と北入り口の2ヶ所にあり、1点につき2ポンド(最大8キロ)折り畳みのベビーカーは無料です。
写真撮影は許可されていますが、フラッシュ撮影や三脚は禁止されています。
大英博物館へのアクセス
<正面入口まで徒歩5~6分>
地下鉄 トッテナム・コート・ロード駅/ホルボーン駅
<北入り口まで徒歩7~8分>
地下鉄 ラッセル・スクエア駅/グージ・ストリート駅
大英博物館のおすすめ10選
大英博物館はとても展示品が多く、ざっと見ても5~6時間、じっくり見ると1日ではとても足りません。
事前に見たい展示品をピックアップしておくと、見落としなく効率的に見て回ることができます。
ロゼッタストーン(展示室4)
同じ内容の文章が「ヒエログリフ」「デモティック」「古代ギリシア語」の3つの言語で刻まれていたので、古代ギリシャ語の解読に役立ったのがロゼッタストーン(The Rosetta Stone)です。
同じ文章を異なる言語で刻んだことも不思議だし、この文章が同じ内容であることを発見した人もスゴイですね。
興味があるとかないとか関係なしで、見ることをおすすめします。
アメンホテプ3世の頭部(展示室4)
アメンヘテプ3世は第18王朝の9代目ファラオで、古代エジプトはこの時代に繁栄しました。頭部だけなのに2.9メートルもある大きなものです。
ゲイヤー・アンダーソンの猫(展示室4)
アンダーソンの猫(Gayer Anderson cat)は、耳輪と鼻輪は金、首は象嵌を付けてる豪華な猫で、イギリスで一番有名な猫と言われています。
紀元前600年頃に古代エジプトで制作されたもので、作者は不明。
古代エジプトでは、猫は神聖な動物と思われていたので、死後ミイラにされて奉納されたりしています。大英博物館の中にも猫のミイラの展示があります。
アッシリアの守護獣神像(展示室6)
アッシリアの守護獣神像(Assyrian gateway figures)は、宮殿の門に魔除けとして置かれていました。一枚の岩から作られており、王冠を被った人間の頭にひげ、大きな翼のある胴体、そして、足が5本あります。
アッシリアの守護獣神像だけの画像はブレブレで、こんな画像しかありませんでした(笑)
パルテノン神殿 エルギン・マーブル(展示室18)
19世紀にイギリスの外交官がパルテノン神殿から削り取って持ち帰ったものが、たくさんあります。これを個人で持ち帰ったって、どうやって輸送して、その費用はどうしたんだろうと余計なことを考えてしまいました。
パルテノン神殿 馬の頭部の彫刻(展示室18)
アテネ、アクロポリスの丘にあったパルテノン神殿の東破風の一部で、セレネ女神の馬車を引く馬の頭部です。
モアイ像(展示室24)
このモアイ像は、チリ領イースター島から1868年に英国人が持ち出し、ビクトリア女王に贈られのち、大英博物館に寄贈されたものです。
そのような経緯から返還運動が起こりましたが、イースター島の首長が返還後に保全する手段がないことから、このまま大英博物館で所蔵されることが好ましいと発言されています。
イースター島へはなかなか行くことが難しいので、ロンドンで見ることができることは、ありがたいです。
ミイラ(展示室62-63)
古代エジプトのミイラとその副葬品がたくさん展示されています。
猫のミイラもあります。
ウルのスタンダード(展示室56)
メソポタミアのウル遺跡から出土した「ウルのスタンダード」
背景にラピスラズリが使われており深い紺色でとてもきれいです。
ルイスのチェス駒(展示室40)
セイウチの牙で作られているこのチェス駒は、映画「ハリーポッターと賢者の石」の中で生きてるように動く「魔法使いのチェス」のモデルです。
ミュージアムショップでレプリカが販売されています。
大英博物館内のカフェ・カフェレストラン
グレート・コート・レストラン
正面入口から入ると白くて広いホールにでます。
中央横にある階段を上がるとカフェレストランがあります。
営業時間 ランチ11:30~15:00/アフタヌーンティー15:00~17:30/ディナー17:30~20:30(金曜日のみ)
コート・カフェ
ちょっと座ってお茶したいときには、セルフザービスのコート・カフェがおすすめです。
グレート・コートの奥にあります。
営業時間 9:00~17:30/9:00~20:00(金曜日のみ)
大英博物館のショップでおすすめのお土産
ヒエログリフで書かれたピーターラビットの絵本は、うさぎという単語がないので、代替の文字にされていますが、何分全然読めないので、どれがその「うさぎ」に該当するのかわかりません。
ロゼッタストーンのチョコレートやミイラのデザインのリップクリームなど、大英博物館ならではのお土産があります。
大英博物館 まとめ
素晴らしい展示品がたくさんあり、また館内が広いので歩き疲れます。
休憩を取りながら、見たい展示品の見忘れのないように事前にチェックすることをおすすめします。
大英博物館の所蔵品には、イギリスが世界中に持ってた植民地から無断で持ち出したものも多くあり「泥棒(略奪)博物館」とイギリス国民から揶揄されることがあります。実際に「ロゼッタ・ストーン」はエジプト、「エルギン・マーブル」はギリシャに返還要求されています。
見せてもらう側からしたら、世界中にある貴重な文化財が一度に鑑賞できるので、ありがたい気持ちがあるのも本当です。
それぞれの考え方もあるだろうけど、無断で持ち去ったことがハッキリしているものは、返還要請に応じてほしいような・・・ん?勝手も持ってきたあれもこれも返しちゃったら、大英博物館に残るものって(笑)
いろんな気持ちを持ちながら、大英博物館を楽しんでいただきたいです。
コメント