ドイツでパットボトルや缶・瓶などの飲み物を購入する時支払い時に、PFANDが加算されます。容器のデボジット(保証金)なので、返却すれば返金されるシステムになっています。
PFANDシステムとは?
ドイツ国内で「PFANDマーク」のついた飲み物を購入するときに、商品ごとに25セントを支払い、その容器を返却したら、デポジット料が返金されるシステムです。
※ペットボトルは25セントですが、ビンやカンは種類によってデポジット額が違います。
水を買っても、コーラを買っても、ジュースを買っても、「PFANDマーク」がついてる商品は商品ごとに支払いが生じます。
コーラ1本に25セント、水1本に25セント、デポジットが加算されています。
容器を返却すれば、支払ったデポジットが戻ってきます。
25セントの返金がされています。
ドイツに着いた1日目には、PFANDシステムについて知らなかったので、ホテルのゴミ箱に水やコーラのペットボトルを捨てておいたんですけど、部屋の掃除後にペットボトルが残してあって、何故だろう?と思って調べて気付きました。
対象となってるペットボトル・ビン・カンなどには、PFANDマークがついてるし、飲み物を購入したレシートに、商品ごとにPFAND 0.25ユーロとなっているのでわかります。
デポジットの金額
デポジットの金額は、その容器によって決まっています。
ペットボトル・缶:25セント(日本円で約30円)
ビン:8セント(日本円で約10円)
デポジットは1本につきなので、ペットボトルを10本購入すると25セント×10本=300円
結構な金額になります。
日本でもビール瓶や酒瓶を酒屋さんに戻すと10円・20円になった時代があったそうですが、
ペットボトル1本で30円保証金取られたら、ちゃんと戻すよね。
回収マシンはどこにある?
デポジットの返金をしてもらうには、容器を返却しなければなりません。
容器の回収マシンは、ほとんどのスーパーに設置してあり、購入した店舗でなくても、どこの回収マシンを利用してもOKです。
フランクフルトやミュンヘンなどの市内にあるスーパーは、店内の入口や奥まったところに回収マシンが設置してあり、いろんな形や色があります。
「HIT」の回収マシンは、赤くて可愛い。
「ALDI」の回収マシンは、シュッとしててスタイリッシュ。
郊外にある「EDEKA」の回収マシンは、店舗外にあります。
一度店舗から出て、横に回ったところにあった「leergut(空き容器)」
フランクフルトやミュンヘンは空港にあるスーパーは店内の入口や奥まったところに回収マシンが設置してありますが、郊外にあるスーパーは店舗の外にある場合があります。
回収マシンの使用方法
空の容器のバーコードを読み取るので、バーコードがついたラベルを外さないようしてください。
いろいろな回収マシンを使ってみましたが、流れは同じです。
① 容器を入れるところに、ペットボトルの飲み口を手前にして入れます。
入れ方の向きが違うと戻ってきます。
② ペットボトルがぐるぐる回って吸い込まれます。
③ 吸い込まれたら、次を入れます。
④ 画面に投入した数と返金される金額が表示されます。
⑤ ボタン(ほとんどが緑)を押せば、デポジットされる明細の紙が出てきます。
⑥ レジに持って行けば、返金してくれます。買い物のときに出せば、支払い額から差し引きもしてくれます。
簡単なので、是非利用してみてください。
寄付もできます
回収マシンの近くに「SPENDENBOX」があれば、そこへレシートを入れると寄付できます。
また、回収マシンに「SPENDE(寄付)」を選択できるボタンがあるものもあります。寄付する人は「PENDE」、返金希望の人は「PENDE」を選択してください。
ペットボトルなどを道端に置いて行く人がいる
PFANDのあるペットボトルやビン・カンをわざと置いていく人がいます。
ポイ捨てしてるわけではなく、PFANDのあるペットボトルなどはお金に交換することができるため、ホームレスのために置いているのです。
このような、みんながご飯を食べられるようにするための考え方は、欧州ではメジャーです。
1~2本で、回収マシンに持っていくまでもないと思う場合には、ゴミ箱に入れずにゴミ箱の横に置いておくと、誰かが持って行きます。
以上、ドイツのリサイクル PFANDについてでした。
参考になれば、幸いです。
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