
ローマにあるヴァチカン市国。
サン・ピエトロ大聖堂は、人気のある観光スポットです。
人気があるゆえ行列ができており、長い間待たなければなりません。
行列を回避する方法や見どころ、アクセス、注意点などをご紹介します。
2025年は、カトリック教会の聖年にあたり、サン・ピエトロ大聖堂の「聖なる扉」が開かれています。
25年に一度の特別な都市なので、信者や観光の方が多く訪れます。
サン・ピエトロ大聖堂の基本情報

バチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂は、カトリック教会の総本山です。
バチカン市国は、面積約0.44㎢と世界で一番小さい独立国家で、高い城壁に囲まれています。
と言っても、サン・ピエトロ広場には城壁がないので行き来は自由で入国審査などもありません。
サン・ピエトロ大聖堂・広場、バチカン美術館周辺のみ観光客に開放されており、その他の場所には立ち入りが禁止されています。
ミケランジェロがデザインした派手な制服を着たスイス衛兵が、バチカン市国の出入り口を警備しています。

開館時間は、7:00~19:10、日曜礼拝と宗教的行事の時は入場制限があります。
大聖堂の入場料は無料
クーポラ:10ユーロ / 15ユーロ(途中までエレベーター)
事前予約の場合
大聖堂:7ユーロ(デジタルオーディオガイド付)
クーポラ:17ユーロ / 22ユーロ(途中までエレベーター)
サン・ピエトロ大聖堂 アクセス
地下鉄・トラム
サン・ピエトロ大聖堂へのアクセスは、地下鉄A線 オッタヴィアーノ駅(Ottaviano)から徒歩10分、トラムはリソルジメント駅(Risorgimento – San Pietro)から徒歩5分で、どちらも城壁を左手に城壁沿いに歩くとサン・ピエトロ広場に着きます。

リソルジメント広場から見えるサン・ピエトロ大聖堂のクーポラ。
城壁沿いに人がたくさんいる方向へ行けばOKです。
バス
おすすめは、サンタンジェロ橋を渡り、サンタンジェロ城の前からコンチリアツィオーネ通りを真っすぐサン・ピエトロ広場に向かう順路です。サンタンジェロ橋欄干の天使たちを見たあとにサン・ピエトロ大聖堂がだんだん近づいてくるので、気分が盛り上がります。

サンタンジェロ橋の天使たちは、ベルニーニが設計して「イバラの王冠」と「INRIの命」の2体を制作しましたが、あまりに出来が良かったためにオリジナルはサンタンドレア・デッレ・フラッテ教会に保存され、サンタンジェロ橋には複製が置かれています。その他の8体の天使たちはベルニーニ設計で弟子たちの作品です。この順路で行くには「Ponte Vittorio Emanuele」のバス停下車が便利です。

サンタンジェロ橋のの天使越しに見えるサン・ピエトロ大聖堂。
スペイン広場やパンテオンからも歩くことができます。
サン・ピエトロ大聖堂は入場に行列ができます

サン・ピエトロ大聖堂は入場無料なのでスイスイ入場できるはずなのに、行列ができています。
何故並んでいるのかというと、入場前にセキュリティチェックがあるからです。

現在、セキュリティチェック後に、サン・ピエトロ広場に入ることができるようになっています。
2つのアーチがある門のあたりにチェック場所があるので、そこから続く列に並んでください。
大聖堂前からサン・ピエトロ広場を半周以上ぐるり行列、矢印の先が最後尾で待ち時間は1時間くらいだと思われます。
行列はサン・ピエトロ広場に沿って並ぶのでほとんど日影がない時間帯があります。そのため、紙でできた小さな傘、帽子、扇子、水などを売る人がきます。水は持って行きましょう。
入場の待ち時間は、シーズンや時間帯により数十分から数時間になることもあります。
サン・ピエトロ大聖堂の行列を回避する方法
サン・ピエトロ大聖堂に並ばずに入場する方法は2つあります。
早朝に行く
簡単な方法は、早朝に行くこと です。
サン・ピエトロ大聖堂は7時から開いているので、ハイシーズンでも7時~8時くらいまではあまり並ばずに入場することができます。
オフシーズンだと9時頃までは行列ができないと言われていますが、それも運次第です。オフシーズンなら夕方以降も行列が短いです。
並ばずに入場するなら早朝が狙い目、オフシーズンなら夕方も短時間で入場できます。
システィーナ礼拝堂からの近道を利用
システィーナ礼拝堂からショートカット通路を使う方法です。

完全予約制&有料+公認ガイドの同行で利用可能です。
予約は公認ガイド分も必要!
サン・ピエトロ大聖堂の入場予約(7ユーロ)×(人数分+公認ガイド分)が必要です。
入場予約には、約1時間のデジタルオーディオガイドがついています。
デジタルオーディオガイドについて
メール1:サービスを確認するバウチャー
メール2:予約48時間前までにアクセス制御中に表示されるQRコード
メール3:予約24時間以内にガイドの有効化とアクセスQRコード/リンク
バチカン美術館見学の最後にあるシスティーナ礼拝堂からサン・ピエトロ大聖堂に行く近道というか、抜け道があるんです。
もちろん、バチカン美術館見学をしなければ、システィーナ礼拝堂へ行くことはできないので、サン・ピエトロ大聖堂だけを見学する場合にはこの近道が使えません。バチカン美術館とサン・ピエトロ大聖堂の両方を見学する場合にのみ利用できる近道です。
以前は、ガイド付きツアー、団体専用で個人での利用はできないと言われていましたが、チェック体制があまくて個人での利用が可能でしたが、個人での利用は予約と公認ガイド同行でしか利用できなくなりました。
近道できる扉は、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」を背にして右側にある扉です。
近道を利用すると美術館のオーディオガイドの返却ができないのでは?と思われますが、近道にも返却BOXがあるので大丈夫です。

バチカン美術館のオンライン予約の方法は下記記事をご覧ください。
サン・ピエトロ大聖堂 入場時の注意点
サン・ピエトロ大聖堂は神聖な教会なので、入場するときには服装に注意しましょう。
夏は特に肌の露出の多い服装になりがちですが、サン・ピエトロ大聖堂に行くときには、肩やひざが出ていない服装にしましょう。
男性のランニング、短パン、女性のキャミソール、ミニスカートなどは入場時に注意されます。
どうかな?と思うような服装のときには、スカーフやカーディガンなどがあれば対応できます。
また、サン・ピエトロ広場で並んでいるときに、スカーフ売りがいますので、必要であれば購入してください。私が行った時には、キャミソールに短パンの女性が、スカーフ三枚で全身を覆ってました。
できれば初めから、肩やひざの出ない服装で行きましょう。
サン・ピエトロ大聖堂だけでなく、教会に入るときには服装に注意することがマナーです。
帽子着用・三脚・飲食・喫煙・携帯通話・ペット同伴などは禁止されており、大きな荷物やベビーカーなどはクロークに預けることができます。
教会は神聖な場所だということを忘れず、節度ある行動をしましょう。
入場前のセキュリティチェック・服装チェック
セキュリティチェックは空港と同じ要領で、スマホ・携帯・カメラなどを出して荷物と一緒にチェックを受けます。
持ち込み禁止の刃物類は没収されるので、持ち歩かないようにしましょう。
傘や水などはOKです。
セキュリティチェックのあとに服装チェックがあります。
ここまで来て、服装チェックではねられるなんて事態にならないように、服装チェックは入念にしておきましょう。
サン・ピエトロ大聖堂の見どころ

サン・ピエトロ大聖堂 ファサード

大聖堂の両側には、天国の鍵を持っている「聖ペテロ」と剣を持っている「聖パウロ」、屋上部分には、キリストと洗礼者ヨハネ、聖ペテロを除いた十二使徒の11人の合計13体の銅像があります。この銅像の高さは5.7mで、とても大きなものなんです。

左のペテロ像は右手に天国の鍵を持っています。
アトリウムの5つの扉
アトリウム(前室)には5つ扉があります。
左から「死の扉」「善と悪の扉」「フィラレーテの青銅の扉」「秘蹟の扉」「聖年の扉」
一番右の「聖年の扉」は、25年に1度の聖年に開かれ、この扉を通るために世界中から巡礼者が集まります。次に開けられるのは2025年です。
4つ扉のどこから入ってもいいので、聖堂内に入ります。
身廊

入ってすぐに目に入る身廊は186m。長さも長く、高さも高く、圧倒的な大きさに驚きますが、とても開放感があります。
聖堂内の見学は自由ですが、ほとんどの観光客が反時計回りで見学しているので、同じような進むと流れがスムーズです。
ピエタ像(ミケランジェロ)

サン・ピエトロ大聖堂に入って右側に進むとミケランジェロ作のピエタ像があります。
十字架から降ろされたイエスを抱いている聖母マリア像で、マリアの左肩に掛かってる帯にミケランジェロのサインがあります。本人の署名がされた唯一の作品。
以前、破損される被害にあったことのあるピエタは防弾ガラス越しでの見学になりますが、バチカン美術館にはレプリカがあり間近で見ることができます。

バルダッキーノ(ベルニーニ)

高さ29mも大天蓋は、クーポラの真下に位置しており、その下には聖ペテロのお墓があります。
ブロンズ製の大天蓋はらせん状にうねる4本の柱が印象的な大天蓋。
聖ペトロの遺骨については歴史家や考古学者の間で真贋が議論されていますが、ローマ法王が「いかなる論争も繰り広げるつもりはない」との発言しています。
聖ペテロ像
キリストの一番弟子で初代ローマ教皇の聖ペテロのブロンズ像。
キリストから「天国の鍵」を受け取ったとされる鍵を左手に持っています。
足に触って願い事をすると叶うと言われているため、足がすり減っています。触ってる姿を画像に残したい人が多くいるために行列ができていることが多いです。
聖ペテロの司教座
聖堂の一番奥にある聖ペトロの司教座もベルニーニの作品です。
聖ペテロがローマ教皇だったときに使っていた椅子をベルニーニが装飾したもので、ローマ教皇だけが座ることができます。
上部には黄金の天使いっぱい、ステンドグラスには鳩が描かれており、椅子は神学の博士で支えられた造りになっています。

上記以外にも見どころがたくさんありますが、説明しきれないので、詳しいサイトやガイドブックなどで調べてください(笑)
クーポラ(ミケランジェロ)

サン・ピエトロ大聖堂のドーム部分クーポラには、上ることができます。
聖堂に入る5つの扉があるアトリウムを右に進むと、クーポラ見学の入り口があります。
営業時間は4~9月は7:30~18:00、10~3月は8:00~17:00で、休館はサン・ピエトロ大聖堂に準じます。
エレベーター利用が15ユーロ、全て階段利用が10ユーロ
事前予約の場合、エレベーター利用が22ユーロ、全て階段利用が17ユーロ
クーポラに上るにはエレベーターと階段がありますが、エレベーターも途中までで最後は320段の階段を上らなければなりません。狭い場所やつかまりローブのある場所もあり、全て階段だと551段、エレベーター利用だと320段の階段を上らなくはならないので、体力に自信のある方以外は、エレベーターの利用をおすすめします。
途中で聖堂内が見える場所が場所があり、金網越しですが聖堂内を見下ろしたり、天井のフレスコ画を間近に見ることができます。
頂上への階段はクーポラの形に沿っているので、徐々にカーブがキツク、徐々に狭くなります。混雑時には下から追い立てられるように人が上ってくるので、自分のペースで上ることはできないので、しんどくなったらスペースを見つけて除けたり、休憩したりして無理のないようにしましょう。
頂上はぐるり一周できるようになっているので、各方面の景色を楽しんでください。

眺め最高!

バチカン政庁舎はバチカンの政治の中心地です。政庁舎の前には、ローマ教皇の紋章の花壇があります。
上りと下りの階段は別です。
ミケランジェロが設計したクーポラですが、完成を見ず亡くなっています。
サン・ピエトロ広場

この広場を設計したのもベルニーニで、両手を広げて包み込むイメージで作られています。幅240mもある大きな広場を囲んでいる列柱廊は4列に並んでおり、その上には聖人像が140体飾られています。
ベルニーニポイント

4列の柱、ある場所から見ると1本に重なって見える場所が「ベルニーニポイント」です。

4本並んだ柱が「ベルニーニポイント」に立って眺めると

1本に見えます。
ベルニーニポイントから放射線状に柱が配置されているので、4本が1本に見えるのです。
「ベルニーニポイント」は中心にあるオベリスクと噴水の間にあるので探してみてください。
サン・ピエトロ大聖堂 まとめ
サン・ピエトロ大聖堂は人気のある観光スポットなので、行列しています。
行列を回避する方法は、早朝に行くことです。
朝7時から開いているので、ほとんど並ばずに入場することができます。
また、システィーナ礼拝堂(バチカン美術館)からサン・ピエトロ大聖堂への近道があるので、バチカン美術館を鑑賞する人はそちらを利用する方法(サン・ピエトロ大聖堂の予約+公認ガイドの同行が必要)があります。
サン・ピエトロ大聖堂は、見どころがいっぱいあるので、事前に勉強していくとより楽しめると思います。
体力に自信のある方は、クーポラからの絶景をお楽しみください。
サン・ピエトロ大聖堂は、空気がピーンとしていてとても気持ちがいいです。
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