オーストリアのザルツブルクは、ドイツとの国境近くにありバイエルンチケットの利用範囲内で、ミュンヘンから日帰り観光ができます。
ザルツブルクはザルツ=塩、ブルク=城の意味で、岩塩の交易で栄えた街であることから付けられてます。
歴史的建造物が多くあり世界遺産に登録されており、モーツァルトが生まれた街、「サウンドオブミュージック」のロケ地としても有名です。
ミュンヘン中央駅からザルツブルグ中央駅までの行き方
ミュンヘン中央駅から列車でザルツブルク中央駅まで、列車で2時間くらいです。乗り換えなしの直通列車なので乗り換えを気にせず、ゆっくりと景色を楽しんでいればOKです。
ドイツ鉄道DB 時刻表検索
出発駅:ミュンヘン中央駅(München Hbf)
到着駅:ザルツブルク中央駅(Salzburg Hbf)
利用日、時間帯、利用クラスを入力して【Search】をクリックすると候補がいくつかでます。
バイエルンチケットの利用時間が9:00~なので、それ以前にミュンヘン中央駅を出発する列車には利用することができません。
出発駅のミュンヘン中央駅(München Hbf)をミュンヘン東駅(München Ost)に変更すると出発時刻が9:05発になり、バイエルチケットの利用が可能になります。ミュンヘン東駅から乗車するか、ミュンヘン中央駅からミュンヘン東駅の乗車券を購入すればOKです。
利用できるチケットの種類は【To offer selection】のクリックで確認できます。
バイエルンチケット/バイエルンボヘミアチケット/フレックスチケットの2等席、バイエルンチケットの1等席の候補があります。
ザルツブルク中央駅からミュンヘン中央駅の時刻表
17:15 → 19:06
18:15 → 20:06
19:15 → 21:15
20:15 → 22:15
往路にバイエルンチケットの利用しなかった場合、18:00以降にザルツブルク中央駅を出発する場合にはバイエルンチケットナイトを利用するとお得です。
ザルツブルク観光
ザルツブルクは小さな街なので、徒歩で観光できます。
私は現地日本人ガイドさんに半日(2時間)をお願いして、その後自分たちでぶらぶらしました。そのときのガイドルートをご紹介します。
ミラベル宮殿と庭園
ミラベル宮殿は17世紀の初め、丘の上にあるホーエンザルツブルク城がきれいに見える場所に、大司教デートリッヒが愛人のサロメ・アルトとその子供たちのために建てた宮殿で当初は「アルテナウ宮殿」と呼ばれていました。大司教デートリッヒが失脚したため「ミラベル宮殿」と改められました。
2階にある「大理石の間」はモーツァルトが演奏したという大広間で、美しい結婚式場として人気があります。また、2階への階段は「天使の階段」と呼ばれており、天使の頭をさわると子宝に恵まれると言われています。
ミラベル宮殿の庭園は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地としても有名です。ザルツブルグ観光前に見て行くとより楽しいです。
門から入ると正面の丘の上にホーエンザルツブルク城がきれいに見えます。
門の両脇にはユニコーン(一角獣)、この階段でピョンピョン跳ねて上がったり下りたりしながら歌うシーンがあります。
ペガサスの泉の縁を歌いながら踊っています。
季節が違えば緑のトンネルがもっときれいだったでしょうね。
なんとなく狛犬「あ・うん」に見えるライオン。
ホーエンザルツブルグ城が正面にきれいに見えますね。
庭園から見たミラベル宮殿。あちこちに彫刻があり、ひとつずつ見て行くと可愛いものや面白いものがたくさんあります。
この門も「ドレミの歌」に出てきます。みなさん、同じポーズで記念撮影されていました。
「サウンドオブミュージック」のロケ地としてだけじゃなく、とてもきれいな庭園でおすすめです。花のあふれてる季節にもう一度見てみたいです。
モーツァルトの住居
左奥の左右に時計台のある建物が三位一体教会で、手前のピンクの建物がモーツァルトの住居です。
モーツァルト一家が1773~1787年まで住んでいた家で、モーツァルト自身は1781年からウィーンで活動していました。戦災で破壊されたものが修復され博物館となっています。日本語の音声ガイドもあり、実際に使用していたバイオリンなどを見ることができます。
モーツァルト住居 基本情報 | |
営業時間 | 9:00~17:30(7月/8月 8:30~19:00) 最終入館は閉館の30分前まで |
入場料 | 大人 11ユーロ(モーツァルト生家とセット券 18ユーロ) ザルツブルグカードは無料 |
道路を挟んでドップラー効果でお馴染みの物理学者クリスチャン ドップラーの生家があります。
マカルト橋に進むと左側に世界的指揮者カラヤンの生家があります。
世界のオザワと言われる小澤征爾さんはカラヤンの弟子です。
庭に指揮をしてる銅像がありました。
右側にホテルザッハーがあります。もちろん、ザッハトルテで有名なカフェザッハーがあり、ウィーンのカフェザッハーよりは空いているようなので、休憩におすすめです。
マカルト橋
旧市街と新市街を結ぶマカルト橋は、南京錠がたくさん掛かっています。
橋の上から見ると旧市街とホーエンザルブルグ城、反対側からは旧市街とメンヒスベルクがきれいに見えます。
ザルツブルグの街を一望 メンヒスビルク
橋を渡ってすぐの横断歩道を渡り、メンヒスベルクへ行きます。
岩山の上に見えるのが ザルツブルク近代美術館 です。
岩壁に建物が張り付いているような不思議な感じ。ピンクの建物から入るとメンヒスベルクに上がるエレベーターがあります。
近代美術館前のテラスから見るザルツブルクが絶景!
近代美術館には入館しなくてもテラス&カフェの利用は可能です。
エレベーターは、往復3.70ユーロ、8:00~21:00(7~8月 23:00)まで運行しています。
エレベーターを降りると目の前にザルツブルクの街が一望できます。
絶景!
ザルツブルクで一番印象に残った景色、超おすすめ。
馬の洗い場
文字通り、大司教の馬を洗う場所だったところで、馬の絵がたくさんあります。
ザルツブルグ祝祭劇場
ザルツブルグ音楽祭のメイン会場で、音楽祭の期間中は着飾った紳士、淑女であふれているそうです。
ザンクトペーター教会
ザンクトペーター教会は歴史のある教会です。
教会内は豪華な装飾がされており、空気が澄んでる感じがします。隣に墓地とカタコンベがあります。
ザルツブルグ大聖堂
モーツァルトが洗礼を受けた洗礼盤、モーツァルトが演奏したパイプオルガンがあるザルツブルグ大聖堂です。広場にあるマリア像は雪除けで囲まれていました。
高い天井、100mの長い身廊、壮大です。
祭壇の左右にパイプオルガン、入口の上にはヨーロッパ最大級パイプオルガンがあります。
モーツァルトが洗礼を受けた洗礼盤です。
ホーエンザルツブルク城
ザルツブルク大聖堂の南側のカピテル広場に、ホーエンザルツブルク城に行くケーブルカー乗り場に続く小道があります。(歩いて行くこともできます)
巨大チェスを楽しんでいる人たちがいました。
レジデンツ広場
レジデンツ広場からモーツァルト広場が見えます。
モーツァルトの生家
1階に「SPAR」というスーパーが入っている黄色い建物がモーツァルトの生家です。
当時の部屋が再現されてて、モーツァルト愛用のバイオリン、楽譜などが展示されており、日本語のオーディオガイドがあります。
モーツァルト生家 基本情報 | |
営業時間 | 9:00~17:30(7月/8月 8:30~19:00) 最終入館は閉館の30分前まで |
入場料 | 大人 11ユーロ(モーツァルト住居とセット券 18ユーロ) ザルツブルグカードは無料 |
ゲトライデ通り
装飾看板を見てるだけでも楽しいゲトライデ通り。観光客目当てのお土産物屋だけではなく、洋服屋、雑貨、レストラン、カフェなどがあります。
ザルツブルク半日ガイドツアーは2時間ほどで、ここで解散でした。その後、カフェに入ってザルツブルクの郷土料理 ザルツブルガーノッケルンを食べたり、散策したりしました。
どの施設に入るかによりますが、1日あれば十分観光できると思います。
ザルツブルガーノッケルン・アプフェルシュトゥルーデル
ザルツブルガーノッケルンは、ザルツブルグの郷土料理で3つ山が基本ですが「Sternbrau」は、1つ山の1人前の注文を受けてくれる珍しいお店です。
ミュンヘンからザルツブルク日帰り まとめ
ミュンヘン中央駅とザルツブルグ中央駅は列車で2時間なので、日帰り観光が可能です。
ザルツブルクは小さな街で、歩いてくるくると回ることができます。
たくさんの観光施設を入館する場合には「ザルツブルクカード」が便利です。
ザルツブルグカードは24時間・48時間・72時間と時間制で、最初に使用した時間から各時間利用することができます。
5/1~10/31 | 11/1~4/30 | |
24時間チケット | 29ユーロ | 26ユーロ |
48時間チケット | 38ユーロ | 34ユーロ |
72時間チケット | 44ユーロ | 39ユーロ |
子供は大人の半額 |
ホーエンザルツブルク城塞・ドーム博物館・モーツァルトの生家の3つの施設に入館するとザルツブルクカードを購入した方がお得になります。どの施設に入るかにより、個々に購入、ザルツブルクカードどちらがお得になるかわかりませんので、詳細は公式サイトでご確認ください。
参考になれば幸いです。
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