イギリス王室 チャールズ国王の公邸で、日々の業務をしているところです。
王宮に王室旗が掲げられているときは国王が在宅、イギリス国旗のときは不在を表しています。
夏の間、バッキンガム宮殿の中の19室が一般に公開されます。
公開されるのは、元首や式典などの来賓をおもてなしするステートルームが19室と庭園です。
一般人がバッキンガム宮殿に入ることができる貴重なチャンスです。
バッキンガム宮殿 ステートルーム見学について
バッキンガム宮殿 一般公開される期間
公開される期間は、年により若干違いがありますが、7月中旬から9月末までの10週間程度です。
2024年は、7月11日~9月29日です。
ステートルームの入場料(オーディオガイド付)
チケットは全て時間指定制になっています。
事前予約 | 当日券 | |
大人 | 32ポンド | 35ポンド |
18~24歳 | 20.50ポンド | 22.50ポンド |
5~17歳 | 16.0ポンド | 17.50ポンド |
※ 5歳未満は無料 |
当日券は販売枠に空きがあれば販売されますが、時間指定のため数時間先になることもあります。
チケットの購入方法
- オフィシャルサイトで購入
Royal Collection Trust
英国政府観光庁 VisitBritai - 旅行会社
KKday バッキンガム宮殿入場チケット予約 - 当日券を購入(上限に達してない場合販売されます)
事前予約は、日時(15分間隔)を指定するとメールでバウチャーが送られてきます。
入場の流れ
バッキンガム宮殿を正面に見て左側に進むと 「The State Rooms Buckingham Palace」入り口があり、その隣にチケット引換所の「Ticket Office」があります。
まず「Ticket Office」で、バウチャーを入場券に引き換えます。
バウチャー引き換えは、予約時間15分前までとなっているので、遅れないように注意してください。
当日券もこの「Ticket Office」で販売されています。
「The State Rooms Buckingham Palace」から入場。
セキュリティーチェックがあり、オーディオガイド(日本語対応あり)を借りて、見学スタートです。
1階から大階段を使って2階に上がり、ステートルームを見学し、大臣の階段を使い1階に下り、大理石の間と弓形の間を通り、庭園にでます。
庭園に出るまで、バッキンガム宮殿の内部は、撮影禁止です。
19室のステートルーム(公式諸間)は、とても豪華で素敵。
「緑の間」から見た「王座の間」が、印象的。「王座の間」は、その名のとおり王座があり、王室の記念写真が撮影される部屋なので、あの時の・・・となる部屋です。
「絵画の間」にある名画
絵画の飾ってある部屋には、美術館レベルの名画があります。
ロイヤル・コレクションにある名画は、1年に10週間程度しか鑑賞するチャンスがないので、この機会に普段見ることのできない名画を堪能しましょう。
フェルメール「音楽の稽古」
現存する作品が35点といわれているフェルメールの作品の1点。
この作品は、フェルメール全点踏破の難所としても有名な作品です。
「音楽の稽古」は、教師が若い女性にヴァージナルの指導をしているところです。
左からの優しい光と幾何学模様の床、フェルメール作品の多く見られる構図になっています。
レンブラント「アガサ・バスの肖像」
この作品、本当に素敵。
レンブラントの作品、衣装の描写が細かいし、質感が分かるんですよね。
見ているこちらの気分次第でどんな風にでも見える表情が、不思議。
左手が額を持っており、額の内側が窓枠があるように見えます。
他にも、ルーベンスなどもあり、見ごたえ十分です。
「ガーデンカフェ」「記念撮影スポット」「ギフトショップ」
オーディオガイドを聞きながらの見学は、急ぎで1時間、ゆっくりで2時間ほど。
バッキンガム宮殿から出ると、広い庭園があります。
この庭園でよく記念撮影が行われているので、見覚えがありますね。
庭園にあるガーデンカフェ
庭園に出た右側にガーデンカフェがあるので、休憩しました。
紅茶 2.75ポンド
ホットチョコレート 3.25ポンド
ケーキ 5.25ポンド
(2017年当時)
甘いとは思っていても予想以上の甘いケーキ♪
王室のみなさんと記念撮影スポット
庭に出た左(カフェの反対側)に、小さなお部屋があって中に入ると、イギリス王室のみなさんと並んで記念写真を撮ることができるスポットがあります。
並ぶとちょうどいい感じになるようになっているので、記念に1枚。
限定品がたくさんある「ギフトショップ」
庭園に沿って進むとギフトショップがあります。
王室マークの入った食器、雑貨やお菓子などがあり、楽しいお買い物ができます。
ギフトショップの近くにトイレがあります。
森の中を抜けて出口へ
順路に従って進むとバッキンガム宮殿が遠くなって行きます。
だんだんと森の中に入りと途中アイスクリームショップがあります。
【1年間パスにする方法】
※ 年間パスで入場する場合には予約ができないので、事前に電話で予約もしくは当日窓口で時間指定チケットを発行してもらう必要があります。
そのまま進むと出口です。
出口はバッキンガム宮殿前広場の反対側になります。
バッキンガム宮殿ステートルーム見学 まとめ
- Ticket Office (チケット引換所)
- The State Rooms Buckingham Palace(入場口)
- The Royal Mews
- The Queen’s Gallery
- 出口
「The Royal Mews」「The Queen’s Gallery」は、ステートルーム見学前後の観光におすすめです。
「The Royal Mews」は、現在も使用されている英国王室の厩舎で、王室行事で使用した馬車などを「The Queen’s Gallery」は、王室が所有する美術品などを見学することができます。
ステートルームの見学には、その年毎の企画があり、キャサリン妃のウェディングドレス、故ダイアナ妃の愛用の品々が公開されたりしています。
訪問した2017年は、ヴィクトリア女王の生誕200周年を記念した展示がありました。
バッキンガム宮殿の正面とヴィクトリア記念堂
宮殿前広場にはたくさんの観光客がいます。
バッキンガム宮殿前のヴィクトリア記念堂。
観光客のみなさん長袖を着てますが、8月です。
ロンドンの夏は涼しくて過ごしやすく、長袖シャツの上に薄手のパーカーでちょうどいい感じでした。
夏の短い期間だけ公開されるバッキンガム宮殿ステートルーム。
公開期間中にロンドンを訪問するなら、おすすめの観光スポットです。
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