![青の洞窟 神秘の青](https://sekaimeguru.com/wp-content/uploads/2019/09/773.jpg)
神秘の青が世界中の人を魅了している「青の洞窟」
ツアーでないと行くことができないと思われていますが、個人で行くことができます。ツアーで行くと海路ルートのみですが、個人で行くと陸路ルートでも行けます。陸路は海路より「青の洞窟」までの時間はかかりますが、入場までの待ち時間が短く、船酔いすることもないのでおすすめです。
ナポリ中央駅からカプリ島、そこから海路と陸路をわかりやすく説明します。
ナポリ中央駅から港への行き方
ナポリ中央駅からカプリ島へ渡る船が出る港は2つあります。
ベべレッロ港(Molo Beverello):水中翼船
ポルタマッサ港(Porta di Massa):高速船、大型フェリー
乗船する船により港が違うので注意してください。
ベベレッロ港⇔ポルトマッサ港は、1kmくらい離れています。
地下鉄で行く
ナポリ中央駅からつながっている地下鉄ガリバルディ駅(Garibaldi)から乗り、次のウニヴェルシタ駅(Università)で降りればポルタマッサ港へ行けるし、その次のムニチーピオ駅(Municipio)で降りれば、ベベレッロ港へ行けます。
- ガリバルディ駅(Garibaldi)
- ウニヴェルシタ駅(Università)→ ポルタマッサ港
- ムニチーピオ駅(Municipio)→ ベベレッロ港
ガリバルディ駅は、たくさんのエスカレーターが交差する近未来感を感じられます。
ウニヴェルシタ駅は、駅全体が美術館みたいな感じで、アート作品が置いてあったり、階段に絵が描かれてしています。
チケットは駅の自動券売機やタバッキで購入することができます。
タクシーで行く
ナポリ中央駅前にあるタクシー乗り場から乗りましょう。
料金の目安は10~12ユーロ程度ですが、日本人には吹っ掛けることがあるので、乗車前に料金を確認しましょう。
おつりをくれない場合もあるので、気持ちのよい旅にするためにもコインを準備しておきましょう。
チップ込みで15ユーロでOKです。
バスで行く方法もありますが、バス停が分かりにくいので地下鉄かタクシーがおすすめです。
ナポリの港からカプリ島のアクセス
ベベレッロ港/ポルタマッサ港からカプリ島へ船で渡ります。
水中翼船が出てるベベレッロ港(Molo Beverello)、高速船、大型フェリーが出てるポルタマッサ港(Porta di Massa)があります。
所要時間 | 料金 | 出発港 | |
水中翼船 | 50分 | 21~23ユーロ | ベベレッロ港 |
高速船 | 1時間 | 18.70ユーロ | ポルタマッサ港 |
大型フェリー | 1時間25分 | 14.80ユーロ | ポルタマッサ港 |
【ナポリからカプリ島】
ベベレッロ港発 時刻表
7:00 8:05 9:10 10:10 11:10 14:00 16:00 18:10
ポルタマッサ港発 時刻表
5:35 ◆7:55 12:00 ◆12:40 17:25 ◆19:10
◆大型フェリー
【カプリ島からナポリ行き】
ベベレッロ港行 時刻表
08:05 09:10 10:10 12:10 14:50 17:10 18:10 19:10
ポルタマッサ港行 時刻表
◆5:40 ◆9:40 10:20 ◆14:30 15:35 20:15
◆大型フェリー
水中翼船と高速船は、メッチャ揺れます。
カプリ島への移動で船酔いしては、この後がツライので酔い止めを飲んで、揺れが少ない後ろに座りましょう。
それでも不安な人は、揺れの少ない大型フェリーがおすすめです。
大型フェリーは本数が少ないので、出発時間を確認しましょう。
シーズンにより本数も変わります。
時刻表や料金は、運営会社のサイトで確認してください。
SNAV (水中翼船)
CAREMAR (高速船・大型フェリー)
マリーナ・グランデ港から「青の洞窟」へのアクセス
![青の洞窟 洞窟内](https://sekaimeguru.com/wp-content/uploads/2019/09/775.jpg)
どの船に乗っても、マリーナ・グランデ港(Marina Grande)に到着します。
マリーナ・グランデ港から「青の洞窟」へのアクセスは、海路と陸路があります。
海からボートで行くか?
バスで陸から行くか?
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分にあったアクセスを選んでください。
海路でのアクセス
![青の洞窟 ボートがいっぱい](https://sekaimeguru.com/wp-content/uploads/2019/09/776.jpg)
ボートに乗って「青の洞窟」へ行きます。
ボートのチケットを購入
![Grotta Azzura(青の洞窟)](https://sekaimeguru.com/wp-content/uploads/2019/09/779.jpg)
青の洞窟行きのチケットを購入します。
GROTTA AZZURRA(青の洞窟)と書かれた看板を目印に探しましょう。
ナポリから船の到着桟橋に近い 0番桟橋と少し離れた23番桟橋から、青の洞窟行きの船が出ています。
青の洞窟のみのチケット、島の周遊が付いてるチケットがあります。
青の洞窟 往復チケット 21ユーロ(洞窟入場料は別)
ボートに乗る
チケットを購入したら、乗り場で待ちます。
ある程度の人数が集まったら出発です。
ハイシーズンだと人が多くて乗れず待たないといけない場合があるので、チケットを購入したら早めに乗り場へ行くことをおすすめします。
小舟に乗る
ボートは10分程で「青の洞窟」の入り口に到着。
たくさんの手漕ぎの小舟が待っています。
「青の洞窟」の入り口はとても狭いので、小舟に乗り換える必要があります。
ボートに小舟が近づいて来たら、2~4人ずつ小舟に乗ります。
「青の洞窟」へ
小舟に乗ると青の洞窟付近の料金所(停船)で入場料14ユーロ(入場料4ユーロ+手漕ぎ小舟代10ユーロ)を支払います。料金は現金のみなので、事前に準備しておきましょう。
また、小舟の船頭さんへのチップも必要なので、小銭を持っておきましょう。大きなお札だとおつりもチップにされてしまいます。
青の洞窟はとても小さく低いので、小舟に寝そべるようにしてかがんで待ちます。船頭さんが鎖を引っ張って中へ入って行きます。
中に入ったらすぐに振り返り入口付近の写真を撮ると、他の小船が入らない画像を撮ることができます。
洞窟内をぐるっと回ってくれます。洞窟内にいるのは5分程度です。
一般的なチップは1人2ユーロ程度ですが、日本人だと10ユーロ、20ユーロと金額を指定して要求したりする船頭さんがいます。ここで言われるまま渡してしまうと、あとの日本人観光客に迷惑がかかることにもなるので、一般的なチップを渡してサッサと降りましょう。
船頭さんも次のお客さんを乗せないいけないの、引き留めたりはしません。
海路のメリット・デメリット
ボートでマリーナグランデ港から10分程で「青の洞窟」に着きますが、小舟に乗り換える順番を待たなければなりません。
ボートは順番に並んでいるのではなく、船頭さんは乗せたい人を乗せるシステムなのです。
つまり、ボートから小舟への乗り換えに順番はないので、小舟が何隻来るかによって、ボートでの待ち時間も変わります。
同じボートで来た全員が青の洞窟見学が終わるまで待たなくてはいけないので、ボートでの待ち時間はかなり長くなります。
ゆらゆらしてるボートから、ゆらゆらする小舟への乗り換えは、なかなかスリルがあります。
ハイシーズンには強い日差しの中、2時間待ちもあるので、帽子や日焼け止め、酔い止めなどを準備しましょう。
陸路のアクセス
マリーナ・グランデ港からバスでアナカプリのバスターミナルへ行き、そこで乗り換えて青の洞窟まで行くルートです。
バスでアナカプリへ行く
港前にあるお土産物屋さんが並んでいるので通りを右に進むとすぐに、ボートやバスのチケット売り場があります。運転手さんから購入することもできます。
マリーナグランデからアナカプリまで 2.2ユーロ(車内購入は 2.5ユーロ)
チケットを購入したら、すぐそばにあるバス乗り場の アナカプリ(Anacapri) 行き のレーンに並び、バスが来たら乗ります。※ カプリ行きもあるので注意してください。
オレンジ色の小さいコミュニティバスで、25分程でアナカプリのバスターミナルで到着します。
アナカプリのバスターミナルは、アナカプリ中心部のヴィットーリア広場(Piazza Vittoria)の次の停留所 デッラ・バーチェ広場(Piazza della Pace)です。
間違えてヴィットーリア広場で下車しても、次の停留所なので3~4分で歩けます。
「終点で降りる」との情報がありますが、アナカプリのバスターミナルが終点とは限りません。
アナカプリのバスターミナルで降りてください。
カプリ島の公式サイトでバスの時刻表が確認できます。
バスを乗り換えて、アナカプリから青の洞窟へ
行き先が「Grotta Azzura(青の洞窟)」となっている青いバスに乗り換えます。
バスチケットは、バスターミナルのあるチケット売り場か、運転手さんから購入することができます。
アナカプリから青の洞窟まで 2.2ユーロ(車内購入は 2.5ユーロ)
25分程で終点「Grotta Azzura(青の洞窟)」へ到着します。
「青の洞窟」へ
バスを降りたら、近くにある階段を下りてください。下りたところが「青の洞窟」の入り口です。
階段で並んで待っていると小舟が来るので、順番に乗ってください。
ここからは海路と同じで、料金所(停船)で入場料14ユーロ(入場料4ユーロ+手漕ぎ小舟代10ユーロ)を払い、順番に洞窟へ入ります。
![青の洞窟 ボートがいっぱい](https://sekaimeguru.com/wp-content/uploads/2019/09/777.jpg)
陸路のメリット・デメリット
青の洞窟の入り口まで、海路は10分、陸路は1時間かかります。
階段に並んで待つので、待ってる間に船酔いすることがありません。
個人で行っているので、海路ボートのように同乗者を待つ必要がないので、自分の番が済んだら、すぐに帰ることができます。
「青の洞窟」の待ち時間を短くする方法
![青の洞窟 洞窟内 小舟がたくさん](https://sekaimeguru.com/wp-content/uploads/2019/09/774.jpg)
青の洞窟は、手漕ぎの小舟に乗り換えなくては行けません。
ハイシーズンには、ボートでの待ち時間、小舟に乗っての順番待ちの時間がとても長いので、ゆらゆらと揺れる船で船酔いしたり、熱中症になったりする人がたくさんいます。
ボートから、小舟から、ゲロゲロされている方もいるくらいです。
待ち時間を短くするには?
陸路がおすすめです。
ボートで待ってる人と階段で待ってる人を比べると、圧倒的にボートで待っている人の方が多いです。
陸路の階段で待っている分には、並んでいるので順番通りですが、ボートで待っている場合、早く着いた順ではありません。
ボートが並んで待っているわけではないので、船頭さん次第なのです。
「ボートから乗せる」「階段から乗せる」と振り分けされているのかはわかりませんが、階段へ来る小舟の方が数が多いように感じました。
青の洞窟入り口横にある階段から乗せるほうが、ボートから乗せるより距離も短いし、待ってる足場がしっかりしてる分乗り換え時間が早く数こなせるからだと思います。
このことからも、陸路の階段待ちの方が、ボートで待つよりも順番が早く回ってくるのです。
階段は揺れないので、船酔いの心配もありません(笑)
超絶、待ち時間を短くする方法
![青の洞窟 オープン・クローズ](https://sekaimeguru.com/wp-content/uploads/2019/09/778.jpg)
9時前に青の洞窟の階段に立っていることです。
この時間に階段に並んでいる人、ほとんど待ち時間なしで青の洞窟に入れる可能性があります。
青の洞窟は波の高さや風の強さにより、オープンかクローズか決まります。
その日にオープン/クローズは 9時 に発表されます。
海路のボートは、その情報を確認してから、マリーナ・グランデから出発するので、9時10分くらいから続々とボートが到着します。
ボートには20人くらいは乗っているので、そのボートが3隻来ると60人くらいが待っていることになります。
小舟は3~4人乗りで、洞窟への入り口は狭いので1隻ずつしか入れません。
海路のボートが到着するといきなり待ち人数、待ち時間が増えるのです。
ボートが到着する前に階段にいると、その間に小舟がどんどん来て、ジャンジャン乗れるわけです。
これが一番待ち時間が少ない方法です。
港からボートで青の洞窟までは10分ですが、陸路バスでは1時間ほど掛かります。なので、9時に発表されるオープン/クローズを確認せずに、青の洞窟に向かうことになります。
到着してからクローズになってる可能性がありますが、そこは賭けです。
オープンを確認してボートに乗り、小舟に乗り換えても、突然クローズになることもあるのですから。
もしも、クローズになっていた場合には、バスの乗り換えをしたアナカプリの散策をしたりとカプリ島観光に切り替えましょう。
「青の洞窟」まとめ
一生に一度は自分の目で見てみたい「青の洞窟」
「青の洞窟」に入れるか、入れないかは、運。
入れる確率は、ハイシーズンの6~8月は80%、シーズンオフの12~2月は20%となっています。ハイシーズンでも5日に1日は入ることができないのです。
ハードルが高い分、見ることができたらうれしさ倍増です。
一般的にはオプショナルツアーで行くことが多く、ツアーの場合ほとんどが海路です。
船酔いする人に海路はツライです。
個人なら陸路ルートが選択できます。
オープンの9時前に到着してると、ほとんど待ち時間なしで青の洞窟に入ることができます。
ベベレッロ港 7時発の高速船に乗れば 8時前にマリーナ・グランデの到着します。
高速船の到着に合わせて出るバスに乗り、アナカプリのバスターミナルで乗りかえて青の洞窟へ行くと 9時前に着くことができます。
帰りは違うルートで、アナカプリからカプリまでバスに乗り、カプリからケーブルカーでマリーナ・グランデに降りることもできます。
個人で行くと待ち時間も少なく、自由になるのが楽しいです。
楽しい旅を!
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